【経営者・人事責任者向け】 優秀な人材の休職・離職を防ぐための「組織の歪み」整理チェックリスト

― 休職や配置転換を検討する前の、組織判断整理用 ―

このチェックは、
すでに問題が起きているかどうかを診断するものではありません。

特定の人に関する判断が重くなってきたときに、
判断材料が個人要因に寄りすぎていないか
組織構造の観点が抜け落ちていないかを整理するためのものです。

深く考え込まず、
「今の状況に近いかどうか」でチェックしてください。


チェック項目(全5項目)

特定の人が抜けると、
意思決定や現場の判断が滞るイメージが浮かぶ。

  • □ はい
  • □ いいえ

その人について話すとき、
「責任感が強い」「よく引き受けてくれる」といった評価が多い。

  • □ はい
  • □ いいえ

休職・配置転換・業務軽減などの話題が出た際、
「代わりがいない」「今は難しい」という理由で判断が止まりやすい。

  • □ はい
  • □ いいえ

本人の体調や気力の問題として整理しようとすると、
どこか腑に落ちない感覚が残る。

  • □ はい
  • □ いいえ

「この判断で本当に良いのか」と考え始めると、
制度や前例だけでは決めきれない感覚がある。

  • □ はい
  • □ いいえ

チェック結果の見方

「はい」が 0〜1個 の場合

現時点では、
判断材料は比較的整理されている状態かもしれません。

ただし、
判断が個人の頑張りや善意に依存していないかは、
定期的に振り返る余地があります。


「はい」が 2〜3個 の場合

判断が、
個人要因と組織要因の境目で揺れている状態に入っています。

制度や対話だけで進める前に、
役割設計や意思決定フローの整理を挟むことで、
選択肢が増える可能性があります。


「はい」が 4〜5個 の場合

判断が特定の個人に集約され、
組織構造の歪みが結果として表れ始めている状態と考えられます。

この段階で判断を急ぐと、

  • 善意による休職が、結果的な離職につながる
  • 無理な引き留めが、長期的な機能不全を生む

といったリスクが高まりやすくなります。


補足:このチェックで分かること/分からないこと

分かること

  • 判断が「個人の問題」として扱われすぎていないか
  • 組織構造の視点が抜け落ちていないか
  • 今、判断を急ぐべき局面かどうか

分からないこと

  • 医学的な診断
  • 正解となる一つの結論

このチェックは、
結論を出すためのものではなく、
結論を出す前に立ち止まるためのもの
です。


「このまま現行制度の適用を進めてよいのか」と、判断に迷いがある方へ。

もしチェックを通して、

  • 判断の軸が見えにくい
  • 個人要因と組織要因の切り分けが難しい
  • 制度を適用する前に、一度整理したい

と感じた場合は、

最終的な結論を出す前に、
一度状況を客観的に整理することで、
経営側の判断の選択肢が見えやすくなることがあります。

弊社の専門スタッフが状況を伺い、
個人のメンタル要因と組織の要因を切り分けながら
納得感のある判断を行うための「組織判断アセスメント」を承っております。


※現状の言語化と、状況の整理を共に行うスポット型の支援です。

投稿者プロフィール

黒川ゆう子
黒川ゆう子
株式会社Epiphany

経営・人事の判断が難しくなる局面で、
状況を整理し、言葉にし、
その判断が組織に根づくまで伴走しています。

初期アセスメントから継続的な支援まで対応