精神科医療
精神療法を重視する精神科クリニックで、長期的な個人臨床に携わってきました。言葉になりにくい感情や身体反応、繰り返される関係、その人を取り巻く生活や環境も含めて相談を行ってきました。
EPIPHANY|YUKO KUROKAWA
医療・教育・企業・危機介入の現場で20年以上、人と組織に関わってきました。
一人に現れている感情や身体の反応と、その人を取り巻く関係や役割。
組織で起きている停滞と、そこで働く人のためらいや不安。
私にとって、個人への相談と組織への支援は、別々の仕事ではありません。
MORE THAN 20 YEARS OF PRACTICE
臨床心理士の資格を取得した頃、心理職は、現在ほど社会に知られた存在ではありませんでした。
スクールカウンセラーや企業のメンタルヘルス支援も、まだ現場の中に十分な役割を持っていない時期でした。
その頃から、医療、教育、企業の現場に入り、一人ひとりへの相談と、組織への支援に、並行して携わってきました。
一つの領域を終えて、次の領域へ移ったのではありません。異なる組織文化の中で、人に何が起きるのか。現場の中で役割をつくりながら、見続けてきました。
精神療法を重視する精神科クリニックで、長期的な個人臨床に携わってきました。言葉になりにくい感情や身体反応、繰り返される関係、その人を取り巻く生活や環境も含めて相談を行ってきました。
スクールカウンセラー制度が学校へ導入され始めた時期から、教育現場に関わってきました。児童生徒や保護者への相談に加え、教職員との連携や、学校組織の中で起きる問題にも携わってきました。
企業のメンタルヘルス対策が広がり始めた時期から、働く人への相談、管理職支援、組織への助言、研修などに携わってきました。個人の不調だけでなく、職場の関係、役割、責任、マネジメントの問題も扱ってきました。
災害、事件、事故などが起きた際には、専門職団体等を通じて、関係者や関係組織への支援にも携わってきました。日常とは異なる状況の中で、人と組織にどのような反応が起きるのかを見てきました。
HOW I SEE PEOPLE AND ORGANIZATIONS
家族や職場、学校の中で担っている役割。周囲との関係。言葉にされていない期待や責任。そうしたものが、感情や身体、行動に現れることがあります。
誰が判断をためらっているのか。誰の不安を、誰が引き取っているのか。決めた役割や責任が、実際の関係の中でどう変わっているのか。
一人に現れている反応と、その背後にある関係や組織の動きを行き来しながら、そこで何が起きているのかを捉えています。
WHAT THE FIELD HAS TAUGHT ME
現場にいる人を支えても、組織の決め方が変わらなければ、同じことが別の形で繰り返される。
制度や組織図を変えても、人がその変化をどう受け止めているかを扱わなければ、新しい動き方は定着しない。
正しさを教えるだけで、人が変わるとは考えていません。
まず、そこで起きていることを知る。
本人にも、まだ言葉になっていない反応に耳を傾ける。
そして、現場だけを変えようとしても、組織全体の動きは変わらないことも見てきました。
経営者が何を見て、何を決めたのか。
現場がそれを、どのように受け取っているのか。
その間で起きていることを扱う必要がある。
株式会社エピファニーの仕事は、そこから生まれました。
CURRENT WORK
経営者が決めたことが、なぜ実行へ移らないのか。誰がためらい、どこで判断が戻り、誰の不安を誰が引き取っているのか。
人、関係、役割、責任の動きを整理し、経営者が感じている違和感と、組織で実際に起きていることを照らし合わせています。
ためらい、沈黙、摩擦、判断の戻りなど、決定のあとに現れている反応を捉えます。
本人の問題、関係の問題、役割や責任の問題、組織構造の問題を混ぜずに整理します。
誰と何を話し、どこで扱い、次に何を確かめるのかを明確にします。
答えを代わりに出すのではありません。経営者自身が、状況を捉えたうえで判断できる状態をつくることを大切にしています。
WHEN THE ISSUE IS STILL UNNAMED
ご相談のはじまりには、何が問題なのか、はっきりしていないことがあります。
たとえば、経営者や院長から、こんな話を伺います。
「任せたはずなのに、結局また自分がやっている」
「幹部や右腕が、自分の反応ばかり気にしている」
「会議では決まるけれど、その後が進まない」
「事業承継や組織再編のあと、現場にしこりが残っている」
「制度の問題なのか、人間関係の問題なのか分からない」
「自分でも、何に引っかかっているのか整理できない」
表面に見えている出来事と、実際に組織の動きを止めているものが、異なっていることがあります。
まず、何が起きているのかを整理し、どこで扱う問題なのかを確かめるところから始めます。
INTERESTS
臨床や組織支援とは別に、関心を持ち続けているテーマです。
人は、何を根拠に決めるのか。なぜ、決めたあとに迷いやためらいが生まれるのか。感情や身体の反応を、判断を妨げるものではなく、現在の状態を知らせる情報として捉えています。
組織が変わるとき、何を残し、何を手放すのか。知識や役職を渡すだけでなく、次の人が判断を引き受けられる状態を、どうつくるのかに関心があります。
AIが知識や判断、実行を担う範囲が広がる中で、人間には何が残るのか。人とAIが協働する組織では、権限、責任、信頼、評価をどう組み直す必要があるのかを考えています。
人がよく生きるとは何か。豊かさや幸福を、何によって捉えるのか。次の世代が、今より希望を持って生きられる社会をどうつくるかを考えています。
CONNECTIONS
組織で起きる問題は、心理だけでは完結しません。互いの専門領域を越えるのではなく、同じ現実を見ながら役割を分けることで、一人では届かなかったところへ働きかけられると考えています。
仕事としてすぐに何かを始めることだけが目的ではありません。互いが見ている現実や、これから取り組みたいことを知るところから、関係をつくっていければと思っています。
PROFILE
発信名:ひより
株式会社エピファニー 代表取締役
心理臨床オフィスひより
LINKS
人の心理、経営者の意思決定、組織で起きていることについて。
経営・組織支援、AI時代の人と組織について。
活動報告や講演、日々のつながりについて。
株式会社エピファニー
心理臨床オフィスひより
WHERE TO GO NEXT
経営者や院長が、人や組織のことで迷ったときに、どのような相談ができるのかをご案内しています。